東大阪の美味しいうなぎ屋をたずねて
スーパーのうなぎも安くておいしいですが、やはりうなぎ専門店(うなぎ屋)で頂く焼きたてはたまらなく旨いものですよね。
今回は、東大阪のうなぎ専門店をいくつか紹介したいと思います。
うなぎの豊川
近鉄奈良線「東花園駅」北側出口から徒歩2分のところにあります。
千日前の本店からのれん分けした老舗店になります。本店はなくなりここだけになりましたが、皮はサクッと身はふっくらという関西の蒲焼の特徴を残しています。
うな重肝吸い付きで 3,000円
鰻みさき 本店
JR 学研都市線「鴻池新田駅」南口から東側に徒歩5分、イオン鴻池店の向かい側にあります。
タレに特徴があり、焼き上がりに独特のツヤがあります。奥には座敷があってご家族でもゆったり頂けます。
うな重(並) 肝吸いと合わせて 2,250 円
活うなぎ料理 大正軒
近鉄けいはんな線「吉田駅」から北へ約 500m リーガルハイツ 1F にあります。
本店は土佐高知で 100 年以上の歴史ある老舗で、3 年ほど前に大阪店がオープンしたそうです。
靴を脱いでゆっくりくつろげる店内でカップルで利用する顧客が多いですね。スタッフのホスピタリティもばっちりです。ただし、完全予約制ですのでご注意ください。
うな重定食(並)肝吸い付きで 3,865 円
うな花(旧店名「鰻みさき」)
上述の「鰻みさき本店」の姉妹店です。鰻みさき本店から東に 550 m のところにあります。
風味の品質と特徴は「鰻みさき 本店」とほぼ同じですが、お気軽な価格が魅力的です。
鰻丼(並)肝吸いと合わせて 1,820 円
炭焼きうなぎ 武冨
近鉄奈良線「瓢箪山駅」から「サンロード瓢箪山」を北に約 500m、アーケードを抜けて200m を右に入ったところにあります。
ここは、今年6月にオープンした白焼きと本焼きを炭焼きにこだわるうなぎ専門店です。
持ち帰りのみの販売ですのですが、味とボリュームにおいてコストパフォーマンスは高いです。蒲焼一匹のサイズは 30cm 以上で、炭焼き特有の香ばしい風味も特徴的です。
特に半助(うなぎの頭)が香ばしくておいしいですね。
今後のブランディングの成長に期待したいです。
蒲焼一匹タレ付きで3,000円
うなぎ専門店の未来を信じて
近年のウナギの稚魚の価格高騰で、うなぎ専門店が減っていくというのはとても寂しい限りです。
塚本勝巳氏らによってウナギの産卵場所の解明されてから10年になりますが、ウナギの生態で未解明なことが多く完全養殖が困難とされてきました。
しかし、ついに試験レベルでの完全養殖が実現したそうです!(国立研究開発法人 水産研究・教育機構 FRANEWS VOL.23)
ふ化してからウナギの稚魚「シラスウナギ」になるまでに、「プレレプトセファルス」→「レプトセファルス」という「仔魚(しぎょ)」の過程を踏みます。
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(出典:農林水産省:特集1 養殖技術開発の最前線(5)より)
この仔魚からシラスウナギへの育成技術に大変高いハードルがありました。現在はシラスウナギの量産化が課題になっているそうです。
うなぎが再び庶民の味となることを強く願います。