それは「乳化」という施術にあります。この乳化によって染毛後の色持ちや髪のダメージにも影響します。
乳化とは。。。
白髪染め、白髪ぼかしなどの染毛施術で、染料を毛髪に塗布して放置したあと「洗い流す作業」があります。これは、発色したあと毛髪に残った余分な染料を除去するためです。
染毛剤の各メーカーは、この「洗い流す作業」の最初に「乳化」という施術工程を推奨しています。

「乳化」とは毛髪に付着している染料に徐々に水を加えて揉みほぐし乳白色にすることです。乳化という工程は、頭皮に付着した染料で染まるのを軽減し、染ムラを防ぎ色持ちをよくする役割があります。この乳化の所要時間は、男性のショートヘアーでも1~2分間はかかります。
そのため、当店では染毛の洗い流しを後ろ向きの洗髪作業で行っています(頸部や腰に故障があるお客様には前向きの洗髪作業にさせてもらうことがあります)。
染毛の前処理剤って?
さらに、乳化を促進させる前処理剤というのものがあります。
ちなみに、当店では資生堂の「カラーイコライザー」という前処理剤を使用しています。

この処理剤は染毛で傷んだ髪を修復する機能も付加されています。
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(出典:REVO+ 資生堂 カラーミューズ バイ プリミエンス カラーイコライザー 200ml)
図中の「カチオン化ポリマー」とは「プラスに帯電した高分子」のことです。
マイナスに帯電した毛髪がプラスに帯電した「カチオンポリマー」を吸着して毛髪の表面を整えるという意味ですが、詳しくは、図の出典のリンク先をご覧ください。
難しいことはこの辺にして、右の図の「カラーイコライザーあり」の方がなんて滑らかって感じですよね。
「白髪染め」「白髪ぼかし」は、どうぞ毛髪にやさしいお店をお選びください。